株のチャート(赤・緑の値動きのグラフ)が有るけど何を示してるの?
ネット検索しても分かりにくい説明ばかりで困った。。
こんな悩みを全て解決します。
この記事で分かること
- 株価チャートの基本の見方(ローソク足、移動平均線、出来高)
- 基本のみを使用したテクニカル分析(初心者向け)
- おすすめの株価チャートアプリ
本記事の信頼性
投資について書籍20冊以上読破、毎日経済ニュースのチェック(日本経済新聞、bloombergなど)、投資系youtuberから情報仕入れを行った上で、株のチャート分析をしています。現在は、毎月平均15万円以上稼いでいます。
今回は、これから株投資を始めようと考えているあなたに、
- 株価チャートはどういう見方をしたら良いの?
- まずは簡単な分析方法を知りたい。
を分かりやすくお伝えしていきます。
初めて株価チャート(株価の推移グラフ)みても何を示しているか分かりませんよね。
個人投資家が、継続的に利益を出すには正しく見方を知っておく必要があります。
今日は、ローソク足、移動平均線、出来高の見方について解説します。
注意
・投資は元本割れのリスクがあります。投資は自己責任で行おう!
初心者でも分かる株価チャートの見方
株投資をする人が必ず見方を抑えておくべき、指標は数多くあります。
その全てを使用する必要は有りませんが、今から紹介する指標は必ず習得しましょう!
今から学ぶ指標
ローソク足
出来高
移動平均線
株価チャートは、これらの要素によって成り立っています。
株価チャートの構成を図で表したのがこちらです。
順番に、見方、活用の仕方を見ていきましょう。
まずは、ローソク足からいきます。
ローソク足は、1日の株価の動きが分かる!
株価チャートを表現する中で、一番始めに出てくるのがローソク足です。
ローソク足は1日の中の株価の動きを表しています。
上の線を「上ヒゲ」、真ん中の四角形は「実体」、下の線を「下ヒゲ」と呼びます。
具体的に株価の変動がローソク足でどのように表されるか見てみよう。
その前に、株価の取引時間について抑えておきましょう。
株は売買されることにより、価格が変動します。
そして、株を売買取引出来る時間は決まっています。
株の取引時間(東証)
◆月~金 午前9時~11:30、午後12:30~15:00
※祝日は取引無し
※日本株の場合の時間
ローソク足は、この取引時間内での株価の動きを表します。
図から得られる情報は、4つです。
●始まった時の価格(始値)
●最も安い価格(安値)
●最も高い価格(高値)
●終わった時の価格(終値)
形状別のローソク足3種類の見方!
まずは基本のかたちのローソク足です。
【ローソク足 基本のかたち】
左側【緑ローソク足】
株価が、100円で取引が始まり、途中で90円まで下がったり、130円まで上がったりした。最終的に、120円でこの日の取引が終了した。
つまりこの日は、始値の100円から20円上がった。
右側【赤のローソク足】
株価が、120円で取引が始まり、途中で90円まで下がったり、130円まで上がったりした。最終的に、100円でこの日の取引が終了した。
つまりこの日は、始値の120円から20円下がった。
※ローソク足の色は、使用するアプリによっても異なるので、自分が使っているチャートで把握しておこう!
続いて、少し変わった形のローソク足(ヒゲなし)を、チェックしておこう!
考え方は同じです。
【ローソク足 ヒゲなしかたち】
左側【緑ローソク足】
100円で取引が始まり、最終的に、120円でこの日の取引が終了した。
株価は上がったり、下がったりしたが、始まった時の価格が安値で、終わった時の価格が高値だった。
右側【赤のローソク足】
120円で取引が始まり、最終的に、100円でこの日の取引が終了した。
株価は上がったり、下がったりしたが、始まった時の価格が高値で、終わった時の価格が安値だった。
つぎが最後のパターンです。
ヒゲしか無いローソク足を確認しましょう。
【ローソク足 ヒゲのみのかたち】
ヒゲのみのローソク足
100円で取引が始まり、最終的に、100円でこの日の取引が終了した。
株価は上がったり、下がったりしたが、始値と終値が同じ株価だった。
今まで出てきたことを覚えれば、どんな形のローソク足も見方が理解できます。
投資をする以上必ず必要なスキルですので、今日覚えておきましょう。
ローソク足は、株価値動きの期間は変えられる
先程まで、ローソク足は1日の株価の値動きを示すとお伝えしてきました。
しかし、値動きの期間は設定で変更出来ます。
期間設定の例
●【5分足:ごふんあし】 5分間の間の値動き
●【日足 :ひあし 】 1日間の中の値動き
●【週足 :しゅうあし】 1週間の中の値動き
●【月足 :つきあし】 1ヶ月の中の値動き
さっきまで、学んでいたのは全部1日の株の値動きなので、「日足」です。
どの期間設定でも、ローソク足の見方は同じです。設定期間の中の、始値、終値、安値、高値を示しています。
ココがポイント
期間設定は、株を持つ予定の期間で変わる!デイトレードは5分足。年単位で保つ場合は、月足など。
移動平均線は、株価のトレンドが分かる!
移動平均線を用いることで、株価のトレンドがわかります。
つまり、株価が今後上昇しやすいのか、下降しやすいのかを予測することが出来ます。
まずは移動平均線がどの線かを把握しておきましょう。
移動平均線ってそもそも何?
ロウソク足とは別にある黄色線と、青色線が移動平均線です。
※移動平均線の色はアプリや、ツールによって変わります。
そして、移動平均線とは、任意の期間の株価の平均値です。
イメージ
【5日移動平均線】 当日を含む5日分の株価平均値
【25日移動平均線】 当日を含む25日分の株価平均値
【 9週移動平均線】 当週を含む9週分の株価平均値
※株取引が行われていない、土日や祝日は日数に含みません。
ココがポイント
移動平均線は、ただの株価の平均値
ローソク足と移動平均線の位置と動きでトレンドが分かる
株価チャートと移動平均線の位置と傾きで、現状のトレンドが把握出来ます。
値動きで利益を出す鉄則は、上昇トレンドのときに買い、下降トレンドのときに空売りすることです。
今のトレンドは、株価チャートで確認することが出来ます。
上昇チャート
- 25日移動平均線の傾きが上向き
- 株価が、25日移動平均線より上
特に忘れやすいポイントが、2つ目の25日移動平均が上向きで有るという点です。
ココがポイント
株価が25日移動平均線を上回っているだけでは、購入しない!
移動平均線の傾きの角度で強弱がありますが、上向きさえあれば、株価が上に有ると合わせて購入ポイントになります。
また、上昇トレンドの開始タイミングから出遅れて大きく上昇してしまっている場合は購入は基本的にしません。無理に株を買うより、いいタイミングで購入できる株を見つけるほうが成功確率が高まります。
下降チャートの特徴
- 25日移動平均線の傾きが下向き
- 株価が、25日移動平均線より下
上昇トレンドの逆の考え方です。
ただ株価の下落は、株価の上昇よりも動きが速い事が多いため、移動平均線が下向きになったときに既に直近高値からの下落率が大きい(10%程度)場合、なにもしないほうが良いです。
ココがポイント
下落は速度が速い!参入は慎重に判断しよう
ここまで、移動平均線を使った考え方、購入・売却ポイントを見てきました。
このようなテクニカル分析手法は一般的に、複数の指標を組み合わせて総合的に判断を行います。
移動平均線以外の指標の見方は、使い方は別記事で紹介します。
流れを変えるには、出来高の量が重要
出来高とは、株の売買の量を表します。
出来高が多い=株を売買した数量が多く取引が活発
株価には、抵抗するポイントががあります。
抵抗するポイントが崩れた時、株価の動きの方向が変わります。
そして、抵抗ポイントを崩すのにはパワー(出来高の多さ)が必要となります。
主な抵抗ポイント
●株価が移動平均線に当たる時
●過去の安値、高値
●抵抗線(テクニカル分析指標)
この記事では、移動平均線を例に出して、出来高のポイントを解説します。
こちらの図を見てください。
先程紹介した上昇トレンドの条件を満たしていますね。
●25日移動平均線の傾きが上向き
●株価が、25日移動平均線より上
ここで合わせて確認してほしいのが出来高(株の売買量)が多さです。
上の図では、トレンド変換とともに出来高が多くなっている様子が見て取れます。
出来高が小さい場合は、本当にトレンドの抵抗を変えて維持するほどのパワーがあるか疑問です。
一度上昇トレンド入りしたけど、すぐ下降トレンドに戻ることも多いです。
ココがポイント
出来高を伴ってトレンド変換してるほうが、信頼度が高い
【まとめ】株価チャートの見方
今日のまとめ
- ローソク足は、特定期間の株価を示す
- 移動平均線は、特定機関の株価の平均値
- 移動平均線と、株価を使ってトレンドが分かる
- 出来高は、株の売買量
- トレンド変換には、出来高の多さが重要